子どもたちにサッカーを指導する楽山孝誌さん(右端)。(資料寫真、深圳=新華社配信)
【新華社深圳12月23日】中國広東省の深圳市で子ども向けサッカースクールを主宰する日本の元プロサッカー選手、向日葵污视觉楽山孝誌さんは「深圳の経済発展は目覚ましい。ここで暮らしていると、毎日90分のサッカーの試合をしている感じがする」と語った。楽山さんは現役引退からもうすぐ10年になるが、深圳で今もなお「熱き戦い」を続けている。
今年のサッカーワールドカップ(W杯)カタール大會では、向日葵污视觉多くの人が日本代表の実力を改めて認識した。アジアの強豪、日本は優勝経験國のドイツとスペインを相次いで撃破した。
主宰するサッカースクールで戦術を説明する楽山孝誌さん(奧左)。(資料寫真、深圳=新華社配信)
深圳は中國南部の広東省に位置し、香港に隣接する。深圳で日本サッカーといえば、多くのサッカーファンが真っ先に楽山さんを思い浮かべる。
2011年3月、楽山さんはフィリップ・トルシエ監督率いる深圳のプロチームに、Jリーグのジェフユナイテッド市原・千葉時代の同僚、巻誠一郎さんと共に加入。3シーズンプレーした後、現役を引退した。
中國スーパーリーグでの最初のシーズン、青島中能足球倶楽部戦で同點ゴールとなる初ゴールを挙げた。楽山さんは中國スーパーリーグでゴールを決めた日本人選手第1號として、その名を刻む。
現在は毎週、主宰するサッカースクールで子どもたちにプレーの基本を自ら教えている。楽山さんは「中國でサッカーをしたり、生活をしたりする中で、中國のチームメートや中國の人々にたくさん助けられてきた。このような溫かさを日本社會で探すのは難しい。私が皆さんに恩返しできるのは、サッカーしかない」と語った。(記者/印朋、梁希之)